海外アーティストたちが来日してくると、必ずと言って良いほどに彼らの自宅スタジオでのレコーディングやリハーサルの話に花が咲きました。” ヒロトシ、この曲は朝起きて急にイメージがわいたから、その日のうちにミュージシャンたちとエンジニアを呼んでレコーディングしたんだ。そしたら、ビルボードでトップ10に入ってしまったよ。A
hahahaha” などという会話を幾度となく聞き、僕は本当に羨ましく思っていました。エリック・クラプトンだって、ボン・ジョヴィだって、ケニー・ロギンスだって皆自宅スタジオを所有していて自宅とスタジオが一体化している。それは創作意欲の活性化に寄与するし、精神的にも体力的に全く無駄が無く、情熱そのもので全てを創り上げることができる・・・・本当に羨ましかった・・・・
そんな思いが僕に込み上げていたのだが、ある提案が僕の最大の理解者であるM氏から出た。
『古屋、お前の為にホールを立ててやるぞ。そこで思いっ切り仕事をしろ!ホールでピアノを選定できる場なんて、日本で一ヶ所しかない。これを実現させてやる。』
でも、僕がユンディやビリー・ジョエルに提供してきたようなピアノに調整できるのは、現在の状況から言って月に2〜3台が限界。それに、僕がこれ!と思えるピアノも数ヶ月に1〜2台出てくるかどうか。何で販売用のピアノと、トップアーティストに提供するピアノが違う必要があるのか?アーティストピアノサービスは、大きい仕事は請けるけれども、大きい会社ではない。それは、外国人タレントを招聘する音楽事務所だって同じ事。僕たちの出来る範囲は非常に限られているから、その許容範囲を超えいてはいけないし、僕たちからピアノを買っていただくのであれば、どうせならユンディだってカツァリスだって、エルトン・ジョンにだって弾いてもらえるレベルのピアノを販売すべきなのではないだろうか。天皇陛下の御前で演奏されるピアノ、内閣総理大臣を招待しての演奏会。僕たちの提供するピアノは、全て自分たちの経験に基づいた最高レベルのものであるはずだ。そして、僕たちの魂のこもったピアノを皆様には選んで頂きたい。その為には、僕が本領を発揮できるよう、自らの手で貸し出し用のピアノから、販売用のピアノまで一括して管理させてもらえないだろうか。
”』
こんな経緯があった訳ですが、ホールの名称は『サウンド・マイスター』
来年の2月にオープン予定です。日本で唯一、天井10mものスペースを誇るホールでピアノを選定出来る場として、よりクオリティの高い芸術的ピアノをご提供してまいります。どうぞご期待ください。
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